本を選ぶ際に参考としているサイトがある
そのブログ作者が絶賛しているのが、この本である
上巻を読み終えたところで総括的感想をアップする
上巻だけで?と思われるかもしれないが
下巻も同じ調子で進むと思われたのでここで述べる
正直なところ、私にはさほど響かなかった(またはだろう)
確かに、大変過酷な経験である 私も女性なので
その立場にたった場合、精神がどのような衝撃で
破綻するやもしれぬことは容易に想像がつく
耐えられるかどうかも分からない
しかし
因果応報という言葉があり、もしかするとその経験は
彼女が受けるべくして受けたものかもしれない
周囲の人間があきれるほど寛容に振舞ったのは
自己防御のなせる業であって、自身が気がつけないほどに
傷を負ったからだろう
しかし
彼女の行動はそれらに等しいとみなされ
見えざる手は鉄槌を下したとも考えられる

結局のところ私の精神活動に大きな影響を与えるものではない
と、言わざるを得ない
文章構成は読みやすいが、多分に小説的なものを意識していることは
否めないし、難解な単語の使用過多が目立ちすぎる
(彼女は国語が専門かもしれない)
一方で、自らの恥部をさらけ出す行為
たとえ匿名性の高いネットという大海にむけてであっても
私にできるかどうかわからない(おそらくは「しない」であろう)行為に対し
批判でも賞賛でもない非常にニュートラルな感覚を覚えた
残念ながら、単に経験したという感想

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