そして最后の部屋はお前の為にあけてある
涙の数だけ部屋を増やして
怒りの数だけドアを叩いて
流れゆく時のほとりで
哀しみ数え乍ら

思い出にするには余りに重すぎるものや
忘れ去ってゆく程に軽くもないものたち

らせん階段昇り続けて
喜び悲しみまわりつづけて

流れゆく時のほとりで
せめて上を向いて

そして最后の部屋はお前の為にあけてある
寂しいばかりでない人生生きた証に
生きた証に

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