夏至

2006年6月21日
につき・・・

くるぶしを骨折し一ヶ月のギプス生活を送ったのがちょうど一年前のことになる
私生活や仕事がめまぐるしく変化していくなかで右足を地につけて歩くことができなくなった
幾度と無く考えてはきても、実際に体の一部が通常通りに使えないことの
ありとあらゆるネガティブ要因について思わずにいられなかった時期である

ただ歩くことが実に様々な動きと身体構成の融合であることを
軽視することはできない

同時にありふれすぎた言葉の羅列にすぎなくなるが
普通のことがどれほど特別であるか
空気や水と同じように普段は忘れられていることを
記憶のなかで最も明確な場所に据えて
日々
目を開くように
呼吸するように
音を聞くように
愛を語るように
存在を慈しむ自分でありたい

日々の繰り返しは決してつまらないことではなく
最たる特別と言うべき奇跡の集合体である
 

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