につき・・・

1876(明治9)年、浅草の旅籠で古着商後藤吉蔵が殺害され金品を奪われた事件で、高橋お伝という女が逮捕され、東京・市ケ谷刑場で打ち首とされたのが1879(明治12)年のこの日

犯行の手口は、男が寝入るのを待ってから、カミソリで喉を掻き切るという残忍なものだった
捕らえられたお伝は、犯行の動機を異母姉の復讐のためと主張したが、実際は当時同棲していた男に貢ぐためだったらしい
お伝の男性遍歴などが面白おかしく伝えられ、明治を代表する稀代の毒婦として後の世に語り継がれていく

お伝の刑を最後に打ち首は廃止され、以降、日本の死刑方法は絞首刑のみとなった

「女」が絡む事件には、男がエッセンス的だったり直接に原因の一端をになっている
女って、自分以外の誰かがいて初めて己を認識できる生き物なのかなぁと思う
自分以外の誰かに自分の生きる道を見てしまうんだろうなぁ
誰かは、もちろん同性じゃなくて異性
夫だったり恋人だったり
息子だったり他人だったり

私も女だから、そんな遺伝子に書き込まれてしまった本能を心や体に感じながら生きているのかもしれない
などとつらつら思う冬の夜でした
 
とっころで、金曜仕事が終わってから読み始めた本を一気読みしてしまいました
http://www.doblog.com/weblog/myblog/36482/955733#955733
 

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